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2019年 お宮参り

2019年は、異常気象の年でした。
例年になく、猛暑の夏、40度越えの日々が続いたり、最も暑い8月末に行われるお祭りです。
とても案じていましたが、雨の心配もなく無事、二日間の獅子舞いの奉納が執り行われました。

この年は、肩の不調で、練習も拝見できないまま当日を迎え、一年ぶりに懐かしい下名栗の皆さんにお会いしたのでした。
まだ、肩は不調で腕があまり上がらない状況で、果たして2日間の撮影が出来るのか不安でしたが、
いざ、始まってみると、何とかカメラもホールドでき、夢中で撮りました。
例年のごとく、膨大な枚数となり、写真整理に着手出来ずにおりましたが、ようやく重い腰をあげました。
ただ、写真を掲載するだけのブログとなってしまうかもしれませんがご容赦ください。



2019年 8月25日 例大祭の早朝、下名栗諏訪神社ではお宮参りの儀式が始まろうとしていました。


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子どもも大人も、みな一同に集まり、神主さんのお祓いを受けるのです。


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開け放たれた社務所には、清々しい夏の朝の空気が流れていきます。
上座には、最初の芝、御幣懸りを演じる獅子舞役者とささらが座り、
その両脇には最後の演目、白刃を演じる太刀使いが座ります。


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神主さんが、獅子、保存会の役員と、順番に頭上で白い幣束の付いた大幣(おおぬさ)を振っていきます。


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大幣の降られる、ざわ、ざわっと言う音だけが響き、神々しくて厳かな気分になります。


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お祓いの後、清めの御酒をいただき、役者たちは社務所の外へと出ます。
この後、社務所は獅子宿となり、着付けや準備の場所となります。


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今年、上りの太刀使いを演じる青年、いつも笑顔が絶えない好青年です。
朝、頑張ってね!!と握手を求めたら、『はい!!頑張ります!!』と力強く握り返してくれました。



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花笠を、今年は若手の青年たちが担ぐようです。例年は確か保存会の重鎮の方がかつがれていたように思います。
花笠は、毎年お祭りの前に、保存会のお母さんたちが、社務所に集まり新しい花笠に作り替えてくださるそうです。
想いの籠った美しい花笠でした。



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諏訪神社の氏子役員と獅子舞保存会の役員の方々を先頭に長い獅子行列がお宮を目指します。
猛ダッシュして、獅子行列を眺めてる。毎年決まって、こういう少年がいるのです。
お祭りの笛や太鼓の音が聴こえるとじっとしてはいられない。獅子舞いが大好きなんだよね。
少年よ、将来の君に期待しているよ。


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氏子総代会長さんを先頭に、みなさんかつて獅子舞を舞った大先輩の方々です。


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笛方


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獅子舞役者


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御幣懸りを奉納する獅子とささらたち



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行列はまっすぐ庭場へと入って行きます。



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そして階段を登ります。先頭は猿田彦の命で獅子舞役者が扮します。
天狗のお面を付けて高下駄を履いているので階段を登るのは大変そうです。




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次に御幣が運ばれていきます。


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塩・米などが奉納されます。


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次はお神酒に続き、太刀使いが詣でます。


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獅子舞役者とささら



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お宮の前で、獅子は太鼓を打ち鳴らし、ささらは摺りザサラを摺ります。


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ささらは小2の時からやっているので、滑らかな手さばきで上手です。



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ささらが去ると、小さな子供から順番にお参りします。


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下名栗では子どもたちも、それぞれの役割分担でお祭りの一翼を担っているのです。
今年、ささらデビューを果たす、小学1、2年生の男の子たち。
今年は初めてささらを小学一年生が舞うそうです。
『今年は、僕もお祭りを支えるんだ』という、はち切れるばかりの期待を胸に、
真っ直ぐな眼差しが語っています。


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頭を下げる男の子たちの、なんてかわいいこと。君たちに期待しているよ。



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笛方を先頭にお宮の周りを3回まわります。



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その度に獅子舞役者はその場所で舞いを披露します。


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太鼓を打ち鳴らし、メリハリのある小気味よい舞です。


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そしていよいよ、庭場へと降りて行き御幣懸りへと繋がって行きます。


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入ってきた順番に庭場へと降りて行きます。


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獅子がのっしのっしと石段を降りて行き、お宮参りが終りました。



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by simonaguri | 2020-04-26 09:21 | 例大祭

下名栗諏訪神社獅子舞保存会応援サイトのブログです


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